2018宝塚記念の回顧・反省会です。

4角で◎サトノダイヤモンドが上がって行った時は勝ちを確信してしまった(ヽ'ω`)

「内有利」で予想を組み立てて、結果その通りになったなかで無無無で決着するとは…

結果的にはクソ予想でしたが方向性は悪くなかったはず。もうひと練りできれば当てられないこともなかったかなぁ。反省の多いレースになりました。

 

予想結果

1着ミッキーロケット…無

2着ワーザー…無

3着ノーブルマーズ…無

ペースこそ思っていたより速かったんですが「ギリギリまで内で我慢できる」馬を重視するというのは間違ってなかった。ミッキーとノーブルは距離短縮だから序盤でのポジションが悪くなると踏んでいたんですが、前に厳しい流れになったことで上手くハマったなぁと思う。消耗戦だと距離短縮の馬がひと踏ん張りできるので、この2頭が好走できた要因の1つだと思う。

レース前、ヴィブロスのところで「タツゴウゲキが状態と距離に不安があるのでガス欠したところで進路開きそうな気もする」ということを書いていたんですが、ここを突けたのがミッキーで連鎖的に空いたスペースに入れたのがノーブル。ここを予想しきれなかったのは痛恨だった。

 

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直線手前で垂れてくるタツゴウゲキ。ミッキーロケットにとってここのスペースを獲れたのは大きかった。

 

ワーザーについてはとにかくボウマンが上手かった。ギリギリまで内で我慢できたのが大きな要因だと思う。昨年のジャパンカップでも内々を意識して綺麗に抜け出てきたしさすがの騎乗内容。馬体重さえ目を瞑れば買えないこともなかったかなぁ。

 

レース回顧

勝ちタイム2:11.6

12.2-10.8-11.4-12.7-12.3-12.0-11.8-12.1-12.2-11.7-12.4(59.4-60.2)

数字上では「ややハイ」程度の流れですが「前半に上り坂」「後半に長い下り坂」があるコースなので数字以上に前には厳しい流れでした。先行したゼーヴィント、タツゴウゲキが3秒差負け。逃げたサイモンラムセスがさらに1.2秒差負けという結果にも表れていますね。

消耗戦のなかで「ギリギリまで内で我慢できた馬」に利があったレースでした。

 

1着ミッキーロケット

和田さんおめでとう。

「オペラオーが後押ししてくれた」という和田さんのコメントもありましたが、見えない力が働いたかのようにとんでもなくハマったなぁというのが率直な感想。スタートもよくなっているし前走天皇賞春も内々で恵まれたとはいえ立派な成績を収めていました。馬自身大きく成長していましたね。

大幅な距離短縮もあって「前が獲れない」「内々で捌ききれないんじゃないか」というのがあって手が出なかったです。冷静に展開を予想するとサイモンラムセスとタツゴウゲキがスタミナ切れを起こすのは想定できたし、前目にいるはずの川田騎手が進路を確保しながら外目の競馬をするのも予想できたと思う。もうひと練りできれば買えない馬ではなかったなぁ。とはいえミッキーを買うならパフォーマプロミスにも手を出していたと思うし難しいところではあった。

次走以降も内枠なら買えるけど多頭数の外枠なら様子を見たい。関東圏では結果が出てないのも気になるところ。

 

2着ワーザー

昨年暮れにはネオリアリズムに勝っているわけだし、能力的にはここでも上位の馬でしたね。

馬体重の減りを見るとなかなか難しいところではあったけど、他の馬も海外遠征挟んだりで状態には不安が大きかった。休み明け叩いてここ目標に仕上げていたのは明白だったわけで、体重こそ減ってはいたけど状態的には悪くはなかったのかもしれません。

稍重馬場も合っていたし騎手がボウマンという点でも押さえておかないといけない馬だったかなぁ。

 

3着ノーブルマーズ

こちらも距離短縮で序盤のポジションが一列下がってしまう。そんななかで内々で我慢しながら消耗戦の競馬になったのが大きかった。

ハマった感が強いレースではあったんですが、ハマった時に結果を残せる馬を予想するのが競馬なわけで、内の馬を重視しておきながらここを買えないのはダメダメだったなぁと反省。ミッキーもなんですが距離短縮でポジション獲れないはずというところで大きく減点してしまった。距離短縮の内枠は包まれるリスクが出てくるのであんまり買いたくないんですが、人気薄の馬なら買ってもよかったなぁ。

基本的には2400以上で内枠が欲しい馬。今後もそういうイメージでいいと思う。

 

4着ヴィブロス

スタート直後からかなり掛かってしまった。昨年のエリザベス女王杯もですが400M以上の延長になると行きっぷりが良くなりすぎるところがある。そんななかでの4着は評価できる内容だし、外々を回るロスを考慮すれば1番強いレースをしたと思う。

「1800以下なら長い直線が欲しい」「延長での競馬はポジション上がりがち」というイメージ。秋の目標はエリザベス女王杯になると思いますが府中牝馬Sより京都大賞典使った方がいいんじゃないかなぁ。

 

5着ダンビュライト

おそらくスタート直後に内に入る意識があったと思うんですが

 

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ストロングタイタン川田騎手が「そうはさせない」という強い意思表示。なし崩し的にポジションを下げた上に最内をミッキーロケットに獲られてしまい、苦しい競馬になる。

勝負どころの3角4角でもミッキーとノーブルがガッツリ最内キープで内に入れず、前も広がっていて進路が獲れない。さらにポジションを下げてしまった。 末脚で劣る馬なのでここで万事休す。それでも5着に入れたのは能力の証明ではあると思う。

1番の敗因としては「枠の並び」ストロングタイタン、ミッキー、ノーブルのどれか1頭でも外にいればまた違った結果になったはず。「距離延長」「内枠」「少頭数」なんかが絡んで序盤に楽にポジションを獲れることがベスト条件だけど、展開がハマらなくても高いレベルで安定している。

 

6着サトノダイヤモンド

長くいい脚を使うタイプなので「進路を確保しながら前目」というイメージで本命にしましたが後方からの競馬になる。こういう競馬も選択肢としてはあったわけで、ここまで詰めて予想できなかったのは甘かったなぁ(ヽ'ω`)

内で包まれるのは避けたい馬なので、ゲートがいまいちだった時点で外を回す必要性が出てしまった。もう少しスタートよければまた違った結果になったはず。

ガッツリ外を回したなかでこの結果は悪くない内容だと思うけど、全盛期のパフォーマンスを考慮すると物足りないところもある。人気しがちな馬なので「早熟」と割り切って予想した方が馬券的には美味しいかもしれない。

 

7着ステファノス

こちらも内の恩恵が大きかった馬ですが、最後の直線ではサトノダイヤモンドの後ろで狭くなってしまう不利もあった。

正直これだけ走れたのはびっくりで、前走からここまで立て直したのは見事。やはり藤原調教師の休み明け叩いての2戦目はガラリ一変があるから怖い。とはいえG1でも健闘してた時期と比べると物足りないところもある。

 

8着キセキ

スタート直後にゼーヴィントとぶつかってもカーッとなるところがなかったし比較的落ち着いてはいたと思う。器用な脚があるタイプではないので直線で内に入って末脚を発揮しきれなかった。とはいえ外に出して伸びてこられたかと言うと疑問も残る。タフな菊花賞直後の海外遠征もあって、馬にダメージ残ってるのかもしれない。

 

9着パフォーマプロミス

距離短縮ということもあって最序盤で行き脚つかず。「馬場が合わなかったのかも」という戸崎騎手のコメントもあり、ステゴ産駒のわりに稍重以上の馬場は苦手なのかもしれないです。

 

10着スマートレイアー

前目で苦しい流れでしたがストロングタイタンには先着。まずまずいい内容だったと思う。次走も注意しておきたい。

 

11着ストロングタイタン

ダンビュライトのところでも触れたんですが、最序盤での武騎手との駆け引きはおもしろかった。スマートレイアーを挟んで自分だけ内に潜り込むのも見事な騎乗だったと思う。

向こう正面ではサイモンラムセスとタツゴウゲキが垂れてくるのを嫌ってか、外に進路を確保。この流れでミッキーロケットの前に大きなスペースができたのはミッキーにとっては良かった。

流れも速かったしギリギリのところで噛み合い切れないレースになった。高速馬場向きだと思うので馬場も少し合わなかったですね。

 

今日は明け方に帝王賞の予想。

その後、週中に週末重賞の傾向記事を予定しています。お付き合いいただけたらと思います。