2018秋華賞の予想です。本命アーモンドアイ

2018秋華賞の予想です。

小回り4コーナーコースで最後の直線も328Mと短いので、基本的には先行有利のコース形態なんですが、こと秋華賞に限っては「やたらとペースが上がりがち」マイラー寄りの馬が参戦することも多いので、基礎的なスピード能力が通常の京都2000よりも高くなっているのかな?と推測される。今年もやや速めのイメージで予想したい。

今年は逃げ馬が多くてランドネ、オスカールビー、ミッキーチャーム、サヤカチャン辺りは主張して先手を獲りに行くと思われる。1角までが約300Mと短いコースなので、最序盤はかなりペースが速くなりそう。向こう正面でペースを落としにかかった場合、内で渋滞を起こす可能性もあるので、そういうところも意識しておきたい。

 

◎アーモンドアイ

不安らしい不安は出遅れ癖くらいなもので、それにしても向こう正面が長い京都2000ならリカバーしやすいと思うし、オークスのようにスムーズにポジションを獲れる可能性もある。桜花賞もさることながらオークスがインパクト絶大で、完璧な騎乗だったリリーノーブルに0.3秒もの差をつけたのは正直驚いた。リリーノーブルもいない、ラッキーライラックも順調さを欠いているという状況ではどうしても逆らえない。

 

○ラッキーライラック

今年の牝馬クラシック戦線のなかではアーモンドアイが抜けた存在になっていますが、2番手の馬もラッキーライラックとリリーノーブルが抜けている。トライアルレースの紫苑SローズSを見ても、春の実績馬はレベルが高かったと思うので、素直に2番手評価にする。

 

▲サラキア

アーモンドアイが早めに前を潰してくれると予想し3番手以下は差し馬を中心に。前走ローズSはいいポジションを獲れたわりに案外な内容でしたが、この馬にしては前目のポジションになってしまったのも影響あったと思う。春のフローラSが内容よくて詰まったわりにサトノワルキューレ、ノームコアとは僅差の競馬だったし、やはり重賞クラスの能力はあるはず。アーモンドアイの仕掛けを見ながら競馬ができれば、馬券圏内のチャンスも比較的高いと思う。池添騎手が強気な競馬をするタイプなので、内々で一発狙っちゃうと嫌だなぁ。

 

△パイオニアバイオ

前走紫苑Sは4角で内を回れた恩恵も大きかったんですが、スローの前残り展開をしぶとく追い込んできました。ともに4コーナーコースということもあって近年紫苑Sと秋華賞はリンクする傾向がある。そういうことを考慮するとここでも侮れない馬だと思う。お母さんのアニメイトバイオはアパパネが三冠を制した秋華賞での2着馬です。今年の秋華賞と状況も似ているので、血統背景的にも面白い1頭。

 

△トーセンブレス

前走大敗してしまいましたが「ひどいフケがきた」ということで参考外にできるレースでした。フラワーCでは追い込み効きにくいコース形態を考えるとカンタービレよりいい競馬をしていると思うし、阪神JFや桜花賞でも上位に顔を出している。現時点では単勝万馬券とまったく人気していない馬ですが、さすがにナメられすぎ。フケの影響さえなければ十分チャンスはある。

 

△プリモシーン

春先は出遅れが酷くてどうしようもなかったんですが、前走関屋記念では好スタートを決めることができました。トモが成長してバランスがよくなったという陣営コメントもあり、行き脚がついてポジションを獲れるようになったのは大きい。ずっとマイルで使われていたので2000Mをこなせるか否かがカギになる。ペースが上がりやすいレースなので、マイルのレースと同じような流れになればこの馬にとっては楽になるかも。スタミナに不安があることで、仕掛けを我慢するようならば展開的にもハマりそうではある。

 

△カンタービレ

前目からの加速力が武器の馬で本来はコーナー4つのレースが得意。そんななかでワンターンコースの阪神1800でも強い競馬ができたのは収穫で、一夏を越してかなり強くなっている印象を受ける。枠順次第では上位評価も考えていたんですが、どうしても1角2角でゴチャつく可能性が高く、仮にここがスムーズだったとしても、向こう正面でペースを落とされたらなし崩し的にポジションを下げてしまう危険性もあり、難しい競馬になると予想できる。とはいえ逃げない(逃げれない)馬も出てくるかもしれないし、最序盤さえ噛み合えばいいポジションを獲れるかもしれない。やはりローズSは強かったと思うので、一応押さえておきたい。

 

人気しているミッキーチャームは展開が向かなさそうなことと斤量増を考慮して今回は無印にしました。1000万下であれだけ強い競馬をしているなら、ここでもチャンスはありそうですが、他に買いたい馬も多かったので手が出なかったです。