2018日本ダービーの回顧・反省会です。
まずは福永祐一ダービー制覇おめでとう。
競馬をガッツリ見始めたころにウインガー絡みでエイシンチャンプも応援してて、相棒の福永騎手も好きだった。その後メイショウボーラーやラインクラフト、シーザリオでの活躍もあり将来を嘱望されたわけですが、地方競馬出身騎手の台頭や外国人騎手の活躍もあり、なかなか手の届かなかった日本ダービー。過去に腎臓摘出の大怪我をしていることもあって、残されたチャンスもそう多くはなかったはずです。
インタビューでは「福永家としても悲願」という表現をしていましたが、天才と評されながらもダービーを勝利できなかった父・洋一さんのためにも、ここでダービー獲れたのは本当によかった。
2018日本ダービー回顧
2:33.6
12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2(60.8-58.3)
かなりのスローペースで後ろからの馬には厳しい展開。後半じわじわとペースが上がって瞬発力勝負にならなかったのも前の馬にとっては楽だった。
1着ワグネリアン
予想記事でも「外目前目のポジション獲るはず」なんてことを書いていて、イメージ通りの騎乗をしてくれました。展開向いたところも大きかったしブラストワンピース、ダノンプレミアムが詰まってくれたのもよかった。
ただ、着差のつきにくいスローのレースだったとはいえ、展開向いたなかでギリギリの内容だったのはちょっと物足りない。道中脚を溜めないとダメなんかなぁ。
臆病なところがある馬なのでメンタル面でも成長期待したい。
2着エポカドーロ
展開向いたとはいえ皐月賞も強い内容だったしここでも侮れない馬だったなぁ。高速馬場適性に疑問もあってどうしても買えない馬だったんですが、スローのうえに内有利な馬場なら「そりゃ残るわな」という感じ。おそらくスプリングSか皐月賞がメイチだったはずなので調子自体は落ちていたと思うんですが、調子の波が少ないタイプなのかもしれない。今回みたいに絶妙なラップを作れる馬なので操縦性も高いんだろうなぁというレースぶり。同世代の対戦なら崩れる可能性は低そう。菊花賞でも中心視したい。
3着コズミックフォース
馬自身よく頑張ったと思うし石橋脩騎手も好騎乗ではあった。とはいえ展開向いた面が非常に大きかったし人気馬2頭を蓋できたのもよかった。
大幅馬体減だった関西遠征以外は安定しているし、まだまだ底を見せていないところもありました。こういうところを拾えないと競馬で勝つのは難しいのかなぁ。
エポカは馬場適性に不安があったし(残ったけど)キタノはコース適性、ステルヴィオは距離に不安も大きかったわけで、拾えないこともなかったかなぁとも思う。常識的に考えて「買えない」馬ではあったけど、「常識は敵」なのが競馬なわけで、こういうところをしっかり精査できないとアカンなぁと思った。
2011年JRA CM 皐月賞 92年 常識は敵だ「ミホノブルボン」 - YouTube
4着エタリオウ
ギリギリまで内で我慢して「さすがボウマン」という騎乗内容。これ以上ないくらい完璧な騎乗だったので次走以降は割引必要。
5着ブラストワンピース
出負けして後方からのスタートになるも、すぐに内に入ってリカバー。いいポジション確保できて勝利を期待できる位置取りではあったが、仕掛けどころで進路を確保できずエンジンをかけきれないレースぶりだった。
外回してたら2着までだったかなぁとも思うし勝ちに行った結果なのでしょうがない。池添は信頼できる騎手だと思うし騎乗内容自体はよかったけどギリギリで噛み合わなかった感じ。先
週のアーモンドアイと同じく「シルク+ノーザン天栄」の馬なわけで2週続けてはさすがに難しかった。
6着ダノンプレミアム
いつも通り好位からの競馬。直線で進路を確保しきれず悔しい敗戦になりました。
展開も向いたしもったいない競馬だったなぁと思う。意外とエポカドーロが垂れてこなかったのが響いたかな。2400はちょっと長そうですね。
8着ステルヴィオ
もうちょっとペースが上がればまた違った結果になったと思うんですが、スローを外々回して突っ込んで来れるほど甘くはなかったですね。エンジンのかかりに難がある馬なのでこういう競馬になるのは仕方ないです。G1レベルになると縦長の展開が欲しい。
12着キタノコマンドール
レース経験の少なさが響いたレース内容だったと思う。
スタートがよかったので内目前目で競馬してもよかったんですが、そういう経験を積んでこれなかったし、同じく3戦のブラストワンピースと違って騎手固定して「勉強させる」ということもできなかったので仕方ないです。
とりあえずすみれSの内容はインパクト大きかったし秋以降に期待。東京コースよりも小回りコーナー4つのコースの方が向くかも。