2018宝塚記念ラップ・傾向など

 

まずは過去5年の宝塚記念を振り返ります。

2017年宝塚記念

12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2(60.6-59.1)

序盤こそスローの流れだがラスト6Fにかけての超ロンスパ戦になる。外々から横綱競馬で押し切ろうとしたキタサンブラックには苦しいレース競馬でした。

稍重馬場に強いサトノクラウン、速いラップが続いたところで内に入れたゴールドアクター、エンジンのかかりが遅くロンスパ戦向きのミッキークイーンで決着。

 

2016年宝塚記念

12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7(59.1-61.3)

逆にこちらはハイペースのレース展開で伏兵マリアライトが勝利。

マリアライトは前年のエリザベス女王杯勝ち馬で有馬記念でも4着と健闘していた馬ですが人気の盲点となっていましたね。続いて1番人気ドゥラメンテ2番人気キタサンブラック4番人気ラブリーデイ。ペースが上がったことで紛れの少ないレース結果になりました。

 

2015年宝塚記念

12.2-11.6-12.2-13.4-13.1-12.7-12.5-11.7-11.0-11.6-12.4(62.5-59.2)

ゴルシの歴史的大出遅れがあったレース。3角から徐々速くなって4Fロンスパ戦というのはコース形態的に非常にマッチしたレース内容で、このレースをスタンダードとして捉えるといいと思う。

今年の大阪杯なんかもそうですが阪神内回りでロンスパ戦になると

 

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矢印をつけた馬は右から1着ラブリーデイ3着ショウナンパンドラ2着デニムアンドルビー

内で我慢できた馬が上位に進出する。速いラップを外からまくってくるのは厳しいわけですね。

 

2014年宝塚記念

12.9-11.6-11.9-13.2-12.8-12.1-12.0-11.8-11.7-11.8-12.1(62.4-59.4)

ゴルシ2連覇となった14年。こちらもスローのロンスパ戦になる。

 

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内が荒れていて全体的に外を回っているが前目内目のカレンミロティック、ヴィルシーナ、フェイムゲームが2着3着6着。内を突いたヒットザターゲット、デニムアンドルビーが4着5着。勝利したゴルシはちょっと外目の競馬ではありますが、直線までに前のポジションを獲れたので勝負どころで脚を使わずにすみました。

後ろから外を回すことになったウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、メイショウマンボは苦しい競馬。

 

2013宝塚記念

12.7-11.0-11.0-11.9-11.9-12.0-12.3-12.4-12.7-12.7-12.6(58.5-62.7)

ラップこそハイペースだがシルポートの大逃げがありました。2番手のダノンバラードは1000M通過61秒ちょうどくらいで例年より若干速めのラップになります。

この年も内で競馬をしたダノンバラード、ジェンティルドンナが2着3着。ジェンティルの外から競馬をしたゴルシが1着で、さらに外からの競馬になったフェノーメノは4着に敗れる結果になりました。

 

コース形態やラップからは、基本的には「前」と「内」というイメージのレース。

 

その他の傾向

・「天皇賞春」「目黒記念」敗戦組に注意

ステイヤー色の強い2レースとは違う適性が問われ、好走組よりは敗戦している馬に注意しておきたい。

 

・夏は牝馬

近年ディープ産駒牝馬の活躍が非常に目立つ

今年はヴィブロスとスマートレイアーが出走する。どちらも後方からの競馬では難しそうだけど先行できれば面白そうな存在である。

 

現時点での注目馬

馬名は[最強]競馬ブログランキングにて

→ストロングタイタン

厩舎鞍上臨戦過程とダノンバラード、ラブリーデイを彷彿とさせる。この馬自身距離延長は得意だしうまくポジション獲れれば面白そうな存在。

前走のパフォーマンスを見ると高速馬場向きっぽいところもあり、当日の馬場状況や枠順次第で。