2018スパーキングレディーカップの予想です。本命ブランシェクール

明日木曜日に開催される地方交流重賞スパーキングレディーカップの予想です。

まずは過去の傾向を考えてみましょう。

 

2017年スパーキングレディーカップ

1着アンジュデジール(2人気)

2着ララベル(4人気)

3着タイニーダンサー(5人気)

 

4角で先頭に躍り出た地方馬ララベルに、早めの競馬のホワイトフーガが競りかける。ワンテンポ遅れて仕掛けられたアンジュデジールが突き抜けて勝利。中団待機のタイニーダンサーがホワイトフーガを差しきって3着に入る。

1.4倍と断然の1番人気だったホワイトフーガは58キロの斤量が堪えた印象。

3番人気に推されたサクラフローラは11着。1400M以下で使われていた馬で今回が初のマイル戦。さらに初のナイター競馬とプラス12キロ増の馬体重が響いた様子。

 

2016年スパーキングレディーカップ

1着ホワイトフーガ(1人気)

2着ブルーチッパー(4人気)

3着タイニーダンサー(3人気)

4着ヴィータアレグリア(2人気)

 

上位4頭の力が抜けていて5番人気の馬でさえ単勝万馬券というレース。その4頭が終始先頭集団でレースを進め、そのまま決着する。ホワイトフーガは58キロでの勝利。能力差があれば斤量差も克服できる。

 

2015年スパーキングレディーカップ

1着トロワボヌール(2人気)

2着サウンドガガ(3人気)

3着サンビスタ(1人気)

 

逃げるサウンドガガをゴール手前でトロワボヌールが差しきって勝利。サンビスタは58キロの斤量が厳しかった。4番人気は初ダートのメイショウマンボで6着。

 

2014年スパーキングレディーカップ

1着サウンドガガ(3人気)

2着カチューシャ(2人気)

3着マイネエレーナ(7人気)

 

1番人気エスメラルディーナ4人気アクティビューティが7着5着と敗れ波乱の結果。この2頭は長めの距離で使われていた馬で、サウンドガガ作るハイラップに苦しんだ印象。3着マイネエレーナは単勝オッズ73倍の馬でこういう馬が馬券に絡むのは珍しいレース。ちなみに元中央馬で過去には500万下での勝ち鞍のある馬ではあった。

 

2013年スパーキングレディーカップ

1着メーデイア(1人気)

2着サマリーズ(3人気)

3着レッドクラウディア(2人気)

 

この年も上位3頭が終始前でレースを進め、順当に決着する。

 

近年の傾向

基本的には「荒れないレース」でなるべく点数絞った方がよさそう。人気馬でも「斤量58キロ」「初のナイター競馬」「距離適性」あたりが絡むと意外な凡走もあるかもしれない。

 

◎ブランシェクール

3走前に中央の1000万下を勝っていて実績では上位の一頭。距離適性的にはもっと長いところがベストで、序盤のポジショニングに難のある馬ではある。なんですが、このメンバー相手なら先手を獲れないこともないかなと。前走マイルを使ったことで幾分か行き脚もつくはずだしプラス体重だった転厩初戦を叩いての上積みも見込める。

 

○ワンミリオンス

能力は非常に高い一頭でここでは抜けているはず。前走も前に苦しい展開で5着と牡馬OPクラスを相手に好内容のレースぶりでした。そんななかで2番手評価にしたのは斤量57キロへの不安。過去56キロ以上での出走は2戦して1.9秒差負け1.5秒差負けと大敗が続いている。

ただ、その2戦について敗因を考えてみると、マリーンCは自身初のナイター競馬が影響した可能性もあるし、エンプレス杯はそこそこペースが速くて道中のスタミナ消耗も大きかったように見える。もしかしたら斤量の影響は少なかったのかもしれない。

斤量さえ克服できればチャンスは大きい。

 

▲ラーゴブルー

地方馬ではあるがデニムアンドルビー、キタノコマンドールが姉弟の良血馬。3走前のフェブラリースター賞でも今回と同じ55キロを背負いながら、ハイペースを前目で押し切っての快勝。このメンバーが相手なら十分通用するはず。

 

△リエノテソーロ

2歳時には全日本2歳優勝を勝利しているがレベル的には微妙なところ。ユニコーンSでは前に厳しい流れで7着とまずまずな結果を残しているので、このメンバーを相手ならというところ。

 

△オウケンビリーヴ

1600万下を勝利しているならここでは上位。距離の不安は少なくないですが、サウンドガガみたいに、中央では1400ですら長そうな馬でも通用しちゃったりするレースではある。

 

買い目

点数増やすとガミっちゃいそうなので◎○軸の3連複と◎から○▲のワイドを中心で。

他の馬についても触れておきます。

 

・ラビットラン

久しぶりのダート戦。新馬戦は1.2秒差の完勝だったし、2戦目も内で包まれてスムーズさを欠く内容でタイム差なしの2着。ダート適性は高いと思うし交流重賞くらいなら通用してもおかしくない。不安定なスタートと長くいい脚を使うタイプなので川崎の短い直線では不安なところもある。ダートでの実績を考えると57キロも重い。ナイター競馬もどうか。

 

・ラインハート

昨年のJBCレディスクラシック3着馬。過去2走前いまいちですが名古屋遠征で大幅に減らした馬体重とそれを戻す過程が影響あったように思う。その前は交流重賞でも健闘していて、このメンバー相手なら上位の一頭。マイルはちょっと短そうですがペースが落ち着けばチャンスはあるかも。後ろからの馬で直線の短い川崎。斤量55キロも微妙かなぁというところで今回は消しにしました。