2018新潟2歳ステークスの予想です。本命ケイデンスコール

ただでさえスローペースになりがちな2歳戦。直線の長い新潟コースなのでその傾向はさらに強くなります。基本的には「スロー」「超スロー」を意識して予想を組み立てたい。とはいえ「スローなら前有利」と言われるとそういうわけでもなく、素質の高い追い込み馬が長い直線を活かして差しきるケースが多い。あまり荒れないレースで紛れも少なく、展開利よりも能力を重視したい。馬群が凝縮されやすいので内の差し馬は包まれる危険性も考えておきたい。

 

◎ケイデンスコール

今年の2歳戦は例年にも増してノーザンファーム生産馬が猛威を振るっていて、新馬戦87Rのうち34勝がノーザンF生産馬というとんでもないことになっています。今回出走するノーザンF生産馬はケイデンスコールを含め3頭いますが(アンブロークン、ジョディー)サンデーレーシング&石橋脩騎手のタッグということを考えると、生産者側の期待度が1番高いのがこの馬かと。

新馬戦で惜敗したアドマイヤマーズは次走中京2歳Sを完勝する実力馬だったので、能力面での裏付けも大きいです。過去2戦上がり最速で走破していることからもスローの上がり勝負にも向いています。やや内目の枠なのが少し不安ですが、外の意識の強い石橋脩騎手なら問題ないはず。

 

○ジョディー

新馬戦は牝馬限定戦でしたが強い勝ちっぷり。スピードの違いで先手を獲るとギリギリまで我慢して突き抜ける。加速力もあり完成度の高いレースぶりでした。2着のウインゼノビアはクローバー賞を完勝する実力馬でレースレベルも高かったです。

 

▲アンブロークン

新潟は雨らしいので馬場が渋った場合に押さえておきたい。新馬戦は3着4着5着馬が勝ちあがるレベルの高い一戦でした。

 

以上3頭。ケイデンスコールの単勝とワイド流し。

他の馬について

 

・エルモンストロ

新馬戦は淡々としたラップを逃げて勝利。レースぶりはよかったんですが決め手に欠ける印象を受けました。今回もそういうレースメイクができれば面白そうですが、スロー傾向の強いレースなので、そういうところがどう出るか。

 

・エイシンゾーン

気性に課題があり「前に壁を作りたい」ということでスローでゴチャついた場合に捌ききれるか微妙なところ。

 

・ロードアクア

新馬戦は行きたがる様子もあり、スロー傾向の強いレースでさらに距離延長となると折り合いがつくか不安。

 

・エイカイキャロル

新馬戦はドスローのレースでしたがラスト2Fで10.6-11.9と大きくラップを落としたのが物足りない。重賞で通用するレベルなら突き抜けて欲しいところ。藤原厩舎は新馬戦で仕上げきらない印象があり、一変する可能性はあるかも。